【映画】「スノーピアサー」を見てきました!



かぶみの「優待券で見た映画の感想を書くよ~」のコーナぁー。

今回から「映画」のカテゴリを別に作って、毎日書いてる日記とは別扱いで書くことにしました。
この前書いた「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の感想がわりと評判よかったので調子に乗ったよ(笑)



そんなわけで、記念すべき一回目の映画は「スノーピアサー」!!

「殺人の追憶」「グエムル-漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督の新作です。
韓国の監督さんの作品っていまいち肌に合わないことが多いんだけど、ポン・ジュノ監督の作品だけは例外で、特に「殺人の追憶」と「ほえる犬は噛まない」はかなり好きなんですよねー。



どんな映画なのか?ストーリーをwikiから引用すると…

2031年。地球温暖化を食い止めるべく散布された化学薬品によって、全ての陸地が雪と氷に覆われてしまった世界。わずかに生き残った人類は、永久機関によって動き続ける列車「スノーピアサー」の中で暮らしていた。だがそこでは、先頭車両に住む富裕層が全てを支配し、後部車両に住む貧困層は奴隷同然の扱いを受けていた。そんな中、貧困層に生まれた男、カーティスは自分達を苦しめる理不尽な支配に立ち向かうべく、仲間と共に反乱を企てる。




はい。トンでもSFです(笑)



色々細かい話をする前に、感想を最初に一言言っておくと……



面白かった!!!



…というか、あたしの好みにド直球の映画でした(笑)

なんかね~、SFはSFなんだけど、古い感じのSFなんですよねー。フランスの昔のコミックが原作らしいんだけど……そのせいもあるのかな?80年代90年代に良く作られていたような、設定は大仰なんだけど舞台はこじんまりしているっていうか…。でっかい話のはずなのに、予算が限られているんでできる範囲で作りますよ、的な……。あの頃はまだCGがあまりなくて、今みたいになんでもかんでもCGで派手に作れなかったから、どうしてもそういう作りにならざるえなかった。文明が滅亡した近未来の地球でなにをやるのかと思ったらルドガーハウアーが殺人ラグビーやるだけの「サルート・オブ・ザ・ジャガー」とか、核戦争後の荒廃した地球でメルギブソンがなにをやるのかと思ったら暴走族と抗争するだけの「マッドマックス2」とか、「バトルランナー」とか「ニューヨーク1997」とか、そういう感じの、なんていうか、古き良きトンでもSFっぽい臭いのある作品なんですよー。久々に見たよ、この感じ!



あとねー、キャストがみんないい!

ポン・ジュノ監督の作品って過去の作品もみんなそうだけど、キャラがやたらと「立ってる」んですよね。映画を見ていて、あれ?この人誰だっけ?…ってなること、よくありません??かぶみはよくあるんですよー。ただでさえ人の顔を覚えるのが苦手なかぶみ……特に西洋人の顔はホントわかんない…。そんなかぶみでも、この映画の登場人物は端役の一人に至るまでぜーんぶ区別がつきました。そのくらいみんなキャラが立ってる!

ジョン・ハート演じる主人公の師匠的な老人もよかったし(これはマイケルラドフォード監督の「1984」からのキャスティングかな~とも思いました。舞台設定が「1984」的ですからねー。主人公とちょっと同性愛的な匂いをさせてるのもよかった)、ちょっと俳優さんの名前はわからないんだけどやられてもやられても起き上がって攻撃してくる謎の大男スナイパーが「太陽を盗んだ男」の菅原文太かよーって思えるくらいのしぶとさだったり…とにかく濃い面子が勢ぞろい!エド・ハリスがラスボスとして登場した時はびっくりすると同時に「またお前かよっ!」ってつっこんでしまいました(エド・ハリスがラスボスの映画って多くないですか!?)



そして、ティルダ・スウィントンが演じる首相!!



このキャラが最高!!!

なんかね~、あたしの大好きなテリーギリアム監督(「12モンキーズ」「未来世紀ブラジル」)の映画から飛び出してきたようなキャラなんですよー。しゃべり方から不自然すぎるほどでっかいメガネをかけたビジュアル、神経質そうな仕草の一つ一つまで、ホント、テリーギリアム的!!他にもこの映画にはテリーギリアムっぽいな~って思えるところが沢山あって、血みどろの殺し合いの中、新年になった瞬間にみんなが手を止めて「ハッピーニューイヤー!」って叫ぶところとか、子供たちが「聖なるエンジン!ウィルフォードさん(ラスボス)はいい人だー」って洗脳ソングをいきなり歌いだすところとか、首相の頭の上に靴を乗せるシーンなんて「未来世紀ブラジル」の靴頭ファッションをやってるようにしか見えない(笑) 他にも黒人さんの寿司職人とか、新年のお祝いにゆで卵を配るくだりとか、最下層の人たちが食べさせられているプロテイン羊羹の材料が××だったりとか……ブラックユーモア&ナンセンスの嵐!いや~、最高でした!



正直、話のつくりは無理矢理だな~って思う部分もたくさんあったんですが、そんなのはいいんです!!!



面白ければそれでよし!!!!



後部車両に押し込められた下層民の反乱って話なんだけど、単純な話、列車の一番後ろからひたすら一番前を目指す話、なんですよね~。先頭車両に何があるのかわかんないけど、とにかく行けば何かあるんじゃないか?ってそういう期待だけで、先頭車両を目指す。そういうわけがわからないんだけど、とにかくある場所を目指すってところが、タルコフスキーの「ストーカー」っぽいな~って思ったりしました。物語の根っこがロードムービーっぽいんだよね。あと、舞台が列車なので車両ごとにガラリと雰囲気を変えることができて、次の車両はどんな車両なんだろう??って、そのワクワク感がかなり大きかったです。ブルースリーの「死亡遊戯」の5重の塔みたいな感じ。次はどんな敵がくるのー?って。


ラストの展開に関して言えば、ポンジュノ監督の作品って「殺人の追憶」も「母なる証明」も「ほえる犬は噛まない」も「グエムル」も「主人公が必死に頑張るんだけど、結局、報われずに努力は無駄だった…」って展開の話ばかりだから、今回もそうじゃないかな~って思って見ていたんだけど、やっぱりそうでした(笑) 最後の最後にちょっとだけ希望めいたものを見せて終わるのもまったく同じ。お前はいつも同じだなー!好きだからいいんだけどさっ



欠点を一つ言うと、列車の中って閉鎖空間が舞台なので、画面作りがちょっと平坦になってたかな…。ポンジュノ監督は遠景の絵作りがとても上手い人なんだけど、狭い列車の中では遠景のショットを使うわけにもいかず……四苦八苦していた感じ。まぁね!仕方ないよね!限られた中でよく頑張ったよ!ポンジュノ作品恒例の「飛び蹴り」も狭い中で無理矢理入れてきていたし(笑)よかったよかった!



面白いって思う映画はたくさんあるけど、好みにドはまりする映画って滅多にないから「スノーピアサー」はホント見に行ってよかったって思いました。



でも、この手の映画って、断言するけど……売れないんだよね(笑) 絶対にヒットしない。100%しない…。ポンジュノ監督、大丈夫かな……。次回作、撮れるのかな???それだけが心配です……




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