FOMC、利上げ見送り!!





日銀会合に続いて、2つ目の重要イベント!
FOMCの結果が出ました!



利上げ見送りー!!



8月の雇用統計の数字がそれほどよくなかったし、今回の利上げはほぼないって見通しだったから、まー、これは当然。
特にサプライズな結果ではありませんでした。



ただ……



イエレン議長の会見もそうだし、他のFRBメンバーもかなりハト派的なスタンスって印象が強かったよー。
ジャクソンホール前後からメンバーのタカ派的な発言が目立ってきていたから、今回は利上げを見送るけど、次回以降の利上げを強く匂わせると思っていたのに……







これ、ドットプロットって呼ばれる、FRBメンバーが今後の金利をどう見通しているかを表したものだけど……
2016年末時点で、利上げを見込んでいるのは3人を除いた全員。
こう聞くと多い気がするけど、6月時点ではもっと多かったんだよ!



長期の見通しもめちゃくちゃ下がっています。
6月時点では2017年末の中心レートが1.625%だったのに、一気に下がって1.125%に!



これはサプライズだよー。
ここんところ世界経済は落ち着いているし、FRBがここまでハト派に傾く理由なんて何もなかったはずなのに。

FRBは利上げしたいんだとばかり思っていたんだけど、そうじゃない気がしてきた…



…っていうか、このままだとインフレが加速して、政策が後手後手に回っちゃう危険が高いよ!



大丈夫なの??



FRBがハト派に傾いたっていうのは、市場にとってはプラスのことだけど……
政策が後手に回るのはリスク要因。
危ない橋を渡っているような……



日本株については……為替が……
FRBがハト派的なスタンスになって、ドル高(円安)の芽がひゅるひゅるひゅる~としぼんじゃったから、苦しい……
昨日の日銀会合も(あたしの見方ではテーパリングで)円高要因だったし、苦しいよー。
上がる要素が見つからない…。



ただ、アメリカ市場は利上げ見送りを素直に好感して、爆上げします!
ダウが163ドル高!



UPDATE 1-イエレン米FRB議長の会見要旨

[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で行った発言要旨は以下の通り。

<企業投資の減少>

企業投資はかなりの間、低調となっており、その具体的な要因については把握できていない。一部要因として原油安に伴う掘削活動の大幅な低下が挙げられるが、企業投資が軟調な状態は原油関連産業以外にも広がっており、これを説明する要因は定かでない。政治的な不透明感を 反映していることを示す証拠については認識していない。

<商業用不動産>

商業用不動産の分野では、割高感が広がるなか、貸出基準が一部厳格化したり、商業用不動産の値上がりで負債の伸びが鈍化する動きが見受けられる。ただより全般的にいえば、金融危機に先立ってみられたようなレバレッジの積み上がりなどの兆候はなく、状況を注視している状態だ。

<金融安定への脅威は穏健>

金融安定への脅威は現時点では穏健であると考えている。全般的に、資産のバリュエーションが歴史的な水準からかい離しているとは見ていない。

<政治はFRBの決定に影響せず>

金融政策の適切なスタンスをめぐるFRBの決定において、政治が果たす役割はないこと強調する。われわれは物価安定と最大雇用の目標の達成、および見通しに影響する恐れのある様々なリスク管理に向けて最良の政策を決定することに注力している。FRBは会合で政治に関し討議せず、政策決定において政治を考慮することはない。

<信認と見通しの修正>

FRBはインフレ率が目標を下回っていることを認識しており、インフレ率が2%に向かって上昇する軌道に乗ることを確実にしていきたい。米経済、さらには世界経済全般にみられるニューノーマル(新常態)に関し一連の困難な問題に直面しており、それが金利見通しの下方修正の理由だ。

<経済成長に余地>

当初想定を若干上回る経済の成長余地がある。朗報と言える。景気が現時点で過熱しつつあるとはみていない。

<後手に回るリスクほとんど無く>

金融政策は穏やかに緩和的な程度に過ぎず、近い将来後手に回るリスクはほとんど無いようだ。向こう数年間にわたって、政策スタンスを中立的にするためには、フェデラルファンド(FF)金利の段階的な上昇が十分となる公算が大きい。

<慎重なアプローチ>

短期金利がなおゼロ%近辺にあることを踏まえると、金融政策支援の手を緩めることに対する慎重なアプローチは適切である。短期金利がなおゼロ%近辺にあることは、利下げにより労働市場の弱体化とインフレ低下に対応するよりも、利上げにより将来的な予想外に強いインフレ圧力により効果的に対応することができることを示している。

<金利見通し>

利上げの根拠は強まったが、FRBの目標達成に向けた進展の継続を示すさらなる証拠が表れることを当面待つことを決定した。

<政策金利据え置きの理由>

われわれの決定は、米経済情勢に対する信頼感の欠如を反映しているわけではない。労働市場の状況には弾みがついており、こうした状況は今後も継続すると予想する。また、インフレ率は低水準にとどまっているものの、時間とともに目標の2%に向けて上昇する見通しだ。ただ、労働市場に存在するスラック(緩み)の解消ペースはここ数年よりも幾分鈍化しており、労働市場が一段と改善する余地が残されていることを示している。同時に、インフレ率は引き続き2%を下回る水準で推移している。そのため、われわれの目標達成に向けた進展の継続を示すさらなる証拠を待つことを選んだ。

ソース:ロイター
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殺伐としたハト派

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