【映画】「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を見てきました!



※ネタバレ回避のため、感想は追記に書いてまーす。
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013)
監督:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン
出演:オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、ジョン・グッドマン
上映時間:105分

ジョエル&イーサン・コーエン監督が、60年代にボブ・ディランらとともにニューヨーク・グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活躍したデイヴ・ヴァン・ロンクをモデルに描く感動の音楽ドラマ。才能はありながらも不器用ゆえに成功から見放された名もなきフォーク・シンガーが、猫を相棒に繰り広げる冴えない流浪の日々を、ペーソスとユーモアを織り交ぜしみじみとした筆致で綴る。2013年のカンヌ国際映画祭ではみごと次席にあたるグランプリを獲得。主演はオスカー・アイザック、共演にキャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク、ギャレット・ヘドランド、ジョン・グッドマン。また、「オー・ブラザー!」でもコーエン兄弟とタッグを組んだT=ボーン・バーネットがエグゼクティブ音楽プロデューサーを務める。
 1961年、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ。音楽に対してだけは頑固で、それ以外のことにはまるで無頓着なしがないフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィス。金も家もなく、知人の家を転々とするその日暮らしの日々を送っていた。そんなある日、泊めてもらった家の飼い猫が逃げ出してしまい、成り行きから猫を抱えたまま行動するハメに。おまけに、手を出した友人の彼女からは妊娠したと責められる始末。たまらず、ギターと猫を抱えてニューヨークから逃げ出すルーウィンだったが…。




「かぶみが見てきた映画を好き勝手語っちゃうシリーズ」第8弾!

今回の映画は、ジョエル&イーサン・コーエン監督の新作、カンヌでグランプリを受賞した「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」ですっ
コーエン兄弟は大大大大大大大大大大好きな監督さんなので、公開されたら絶対に見に行こう!!!って思っていました。

でも、この作品って60年代のフォークシーンを描いた作品……フォークソングの知識なんてほとんどないあたしでも大丈夫かなぁ?って心配はちょっぴりありました。

知ってるフォーク歌手っていうとボブディランくらいで、それもサムペキンパーの「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」でナイフを投げる姿がカッコよかったな~とか、斜め上の角度に知ってるだけで、ぜんぜん詳しくないんですよね。そんなへっぽこなあたしでもはたして楽しめるのか!?



結論:楽しめました!!



いやー、よかったですよー!

もちろんフォークについて造詣が深ければもっともっと楽しめたんだと思うけど、そんなことは関係なく、どん詰まり人生の売れないミュージシャンが「このまま夢を追いかけていていいのか。普通に働いた方がいいんじゃないか。これからどうしたらいいんだ…」って葛藤しまくる……そんな哀しくもおかしい姿が……



まるで自分を見ているようで!



もうねー、泣けるー

まぁ、かぶみはこの映画の主人公のルーウィン・デイビスさんみたいに才能はあるのになかなか世間に認めてもらえない、っていうんじゃなくて、才能もなにもなくてただグータラなだけの人だから、並べて考えるのは失礼だと思うんだけど……(笑)



あとね、ルーウィンは宿無しで知り合いの家を泊まり歩いて生活しているんだけど……その宿無しっぷりが……



サムライミの家に居候して、フィルムを切ったり張ったりしていた若い頃のコーエン兄弟に重なって…(笑)



今でこそオスカー常連の大監督のコーエン兄弟だけど、昔は映画監督を夢見るしがない映画オタク兄弟だったんだよねー。この映画がコーエン兄弟の私小説だっていうつもりはないけど、なんとなくそういう匂いはあちこちに感じました。



で、物語なんだけど…



コーエン兄弟の映画っていうと、だいたい依頼殺人とか誘拐とかヤバイ犯罪をたくらむ人が出てきて、最初はうまくいくんだけど、ちょっとしたボタンの掛け違いで完璧だったはずの計画がどんどんドツボにハマっていく……って、そんな「バカみたいな理由で話がとんでもない方向に転がっていく」って映画ばかりなんだけど、今回の「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 」はそういうビックリ展開は全然なし、犯罪もなし、なーーーーーーんにもない。



劇的なことが起こりそうで、何も起こらない。



びっくりするほど何もない。



でも……それが人生なんだよねーーーー!



同じ場所でのた打ち回りながら生きていくしかないんだよー。それが人生なんだー!





登場人物は……



なんといってもネコちゃん!



この映画はネコ!!



それに尽きる!



ひょんなことから一緒に行動することになってしまう茶トラのネコがめちゃくちゃカワイイんだよー。あたしは犬派なんだけど、ネコもいいかな?って思っちゃった。
やっぱり売れないミュージシャンにはネコだよね!
大槻ケンヂくんも言ってるし(笑)

主人公は過去にデュオで活動していて、その時の相棒を自殺で失っている。その事をずーーーーっと引きずっている。このネコちゃんはその相棒の生まれ変わりみたいなものなのかな?ってなんとなく思って見ていました。まぁ、象徴的な意味なんだけど…。ネコと決別してプロデューサーに自分を売り込みに行ったら「相棒と寄りを戻せ」って言われたり、ネコを車で轢いてしまって「もう音楽なんてやめる!普通に働く!」って決断するところとか、かと思うと、あっけなくネコが戻ってきてすべては元通り、とか。いろいろ深読みできる展開で、コーエン兄弟はやっぱりこういうところが上手いんだよな~って思いました。

ついでに言うと、作中ずーーーーーっと名無しだったこのネコちゃんの名前が最後の最後にやっと明かされるんだけど、それが「ユリシーズ」で、うおおおおおおお、オデュッセイアじゃーーーーんってずっこけてしまいました。コーエン兄弟は「オー!ブラザー」でもオデュッセイアをモチーフにしてたけど、今回も同じかよーーーーっ!



主人公のルーウィンデイヴィスを演じるのはオスカー・アイザックって俳優さん。
この人いいねー!
歌は吹き替えなしで全部ライブ録音したらしいんだけど、めちゃくちゃ上手い!!!

一発目の「Hang Me, Oh Hang Me」からガツーンとやられて、もう虜でした…。
…っていうか、トムドゥーリーとかもそうだけど、アメリカの民謡ってなんでみんな吊るされる歌ばっかりなんだ!?アメリカ人、吊るされすぎだろ~…。しかも、吊るされる側視点の歌ばっかりだし。犯罪者大国(笑)



あと、なりゆきで主人公とやって妊娠しちゃう友達の彼女の役をキャリーマリガンがやっているんだけど……これが最高!!!!
めちゃくちゃかわいいのに、ものすごい汚い言葉で主人公を罵りまくるの!一言目には「Fuck!」、二言目には「Fuck!」、もうFuckしか言わない(笑) 途中から何回Fuckって言ったか数えてやろうかって思ったほど。「スカーフェイス」のアルパチーノもびっくりのFuck連呼っぷりでした。すごい存在感。
いやー、よかった。キャリーマリガンって名前を知っているだけで、作品はほとんど見たことがなかったんだけど、他のも見て見たくなりました。この女優さんいいね!



そして、映画は最後の最後に、ふりだしに戻る。
「そんなオチかよーーーーー!!!」ってしょーーーーもないオチがついて終了。

もう、そのしょーーーもなさが泣けるんです…



結局は同じ場所でぐるぐる回り続けるしかない。



それを象徴するかのような終わり方。



哀しいけど、それが人生なのさー




あ、ちなみにジョングッドマンが出てるけど、今回は叫ばなかったよー。
(太った俳優が叫ぶのはコーエン兄弟では定番なので…笑)


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